太陽のあいつ《完結》

また黙ってしまう俺に
アツシは何も言わず、
プールから上がった。


カラダから滴る水を
近くのタイルで拭きながら、


「俺…もう上がるわ。ケイタも上がろうぜ」


「……あぁ」



俺もプールを上がり、
アツシの後ろを歩きながらシャワールームへ向かった。



仕切りのない5つ並んだシャワールーム。



一つのシャワーからお湯が飛び出し、
アツシのカラダを洗い流していた。