太陽のあいつ《完結》

「あれ??
今日は部活出ないのか??」



背中越しに感じる
アツシの優しい声。



「あぁ…、今日は休む…」



振り返らずに
素っ気無く返事をする俺に
アツシは続けて声をかけた。



「何??彼女??
あの可愛い彼女と今日もか?」



まるで『エッチするのか?』というような
からかう口調。



はぁ????
何、言ってるんだ??



俺は振り返り、アツシを見た。