駐輪場に置いてある自転車に跨り、
猛スピードを出しながら、
いつもの坂を下りていく。


空気を2つに割るように、
俺を乗せた自転車は勢いが良かった。


頬に当たり風は気持ちが良い。


でもこのモヤモヤは吹き消してくれない。


夕日に照らされたアスファルトの坂を下りながら、
俺は叫びたかった。



俺はどうなってしまうんだ!?