太陽のあいつ《完結》

「何だよ~」


「いや。
やっぱりケイタって
面白い奴だな~と思って。
俺、お前みたいな奴、好きだよ」



は?!?!
好き??
それってどういう好きだよ??



目を丸くして、
凝視する俺を無視して、
アツシはまた外を眺めて話し始めた。



「なあ…ケイタ…。
お前、ちゃんと泳いでるか??」


「は??」



あれ?
何で俺が水泳部だった知ってるんだ?
俺、言ってないよな…。



「お前、しっかりやれば良いタイム出せるんだから、
気合い入れてやれよ」



思ってもみないことを言われ、
少し不快な気分になる。



何でアツシにそんなこと言われるんだ…

意味がわからねぇ。