太陽のあいつ《完結》

教室に戻ると、
ナオキが俺の肩に
手を回したきた。



「今日もサオリちゃんの作った弁当食べたのかよ~」


「そうだよ~
何だよ~毎日のことだろう~」



ナオキの腕を振り払い、
自分の席に腰を下ろす。


そして、
また自然とアツシの姿を探してしまう。



あれ?
居ない…。
どこ行ったんだ?



クラスの女子と昨日のバラエティー番組について話しているナオキに声をかけた。