太陽のあいつ《完結》

「ケイタ…これも食べて~。
超美味しいから!」



サオリはとろけるチーズを挟んだ卵焼きをホークに差し、
俺の口へ運んだ。



「あ~ん」



大きく開けた口の中に、
卵焼きを入れるサオリは目をキラキラさせながら「美味しい??」と聞いてくる。


素直に
「美味しいよ」と答える俺に、
嬉しそうにするサオリ。



俺って
イマドキの高校生の中では、
幸せな生活送っている。


そう実感して、
箸を進めた。