夢幻の話

君は僕の手に頬に首に触れた

さようなら


そう声かけた

あの日こうしていれば

あの日ああしていれば

後で悔やんだってもう遅い

愛してる
そう伝えられないまま

君の手に頬に首に触れた

深く深く落ちた僕は

手を握ったまま泣き崩れる

僕は幻を見ていた

君と僕幸せに暮らす幻を