入学してから1ヶ月が経った。
「今から、学級委員を決める。誰かやりたい奴はいるか?」
シンッ
―やっぱり
皆、したくないよね
・・・・・・
「誰もいないか?っお!!お前やるか」
―えっ、誰がするんだろう
あ、悠哉くんだ
私もしよっかな…
「先生、もうひとりは神田さんが良いと思います」
麗奈ちゃんが言った。
「え、ちょっ!!何言って…」
「じゃあ、神田と三津よろしくな!!」
先生が私の言葉を遮って言った。
―あぁ~
最悪だ
しかも悠哉くんとだし
「れ~な~ちゃ~ん」
「よかったね、美空ちゃんっ!」
麗奈ちゃんがニヤニヤしながら、得意気に言った。