マー君2(原作)

昨夜、突然メールを送ってきた人物−−黒の仮面。

詳細は不明だが、どうやらいくつかの条件に縛られているようだ。

今の所わかっていることは−−。


一つ、黒の仮面は自分の正体を晒せない。

一つ、連絡がとれるのはネット上だけ。

一つ、黒の仮面にとって、俺は重要な存在であること。

一つ、俺と黒の仮面は一心同体であること。

一つ、黒の仮面はネットがない所では、何もできないこと。


まだまだわからないことは多いが、1番の謎は何故今になって黒の仮面が現れたのか?

そして、こいつは本当に黒の仮面なのかということだ。

「なんにせよ、今の俺に選択の予知は、ないということか」

一樹は開いたメールを黙々と読んだ。

まだ昨夜の出来事が嘘のように思える。

母さんが親父の胸からナイフを抜きとる。

親父を引きずる。

ナイフを−−。

ぼうとする中、メールに目を通す。

やはりサブアドレスだ。

こいつは本当は何者なのか?

何故俺を助けようとするのか。

わからない。

何も。

一樹は答えを求めるかのように長いメールを読み続けた。