マー君2(原作)

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ガバッ!

一樹は勢いよく起き上がった。

「俺は、俺は・・・・・・」

乱れる息の中、視界が開けていく。

眩しい・・・・・・。

窓辺から日差しが差し込んでいる。

気付けばもう日が明けていた。

外から鳥の鳴き声が微かに聞こえる。

一樹は重い頭を覚ますため、ゆっくりベッドから下りる。

しかし、体が意に反して動かない。

ベッドから立とうとしても、重い腰は上がらない。

まるで、一樹を立ち上がらせないかのように−−。

「俺は、なんであんな夢を」

ベッドに腰掛け、頭の下で手を組む。

そして、その手を虚ろな目で見下ろす。

「あの夢は−−」

一瞬脳裏に白い仮面が浮かぶ。

偽りの仮面が。

皆、あの仮面をつけて、俺を見下していた。

まるで他人を見るかのように、冷たく。

「どうすれば、いいんだ! くそっ」

組んだ手に顔を沈める。

昨夜、母さんがしたこと。

あれは、マー君に感染したからなのか?

それとも−−。

思考を阻むかのように、携帯が振動する。

一樹はすぐにそれを取らなかった。

枕元で振動する携帯を。

それでも、そうするしかないとわかると、携帯を取り、メールを開いた。

予想通り、奴からのメールだ。