マー君2(原作)

「み、よ?」

一樹はぎょっとした。

気付けば、美代、誠、七恵、恭介、皆白い仮面をつけていた。

微かに笑い声を上げながら。

「お、おい! 皆どうしちまったんだよ! なんで−−」

一樹は椅子から転げ落ち、周りに立つ仲間達を見上げた。

しかし、皆ただ笑っているだけだ。

一樹を見下ろして。

白い仮面をつけて。

シンジルナ。

ダレモ、シンジルナ。

一樹の心の声が叫ぶ。

信じられない。

何もかも。

家族や、友達すら。

「俺は、俺は、俺は」

首を左右に振る。

わからない。

自分が。

「俺は! なんなんだああああああ!」

顔を押さえ絶叫する。

声が枯れるまでひたすら。

信じられなかった。

全てが。