マー君2(原作)

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ガッシャ−ン!

甲高い音が闇の中に響く。

その耳を刺すような音は、一樹の部屋にも聞こえた。

それと同時にメールが来た。

黒の仮面からだ。

一樹は冷や汗をかく中、必死にメールを開き、内容を見た。



早く、約束してくれ!

このままじゃあ君は本当に。

殺されるぞっ!

僕を信じると約束してくれ。

そうじゃあないと、僕は君を助けられない!

君が生きたい、そう望まないと、僕は君を助けられないんだよ。

だから、早く。

早くっ!

返事をしろ!



「い、きる?」

一樹がそう呟いていると、母親が様子を見に二階に上がってきた。

一段、また一段と。

白い仮面を闇に浮かばせ。

手に果物ナイフを持って。

トクン。

ドクン。

ドクン。

ドックン!

一樹は高鳴る鼓動の中、考えた。

頭の中で何かがうごめいている気がする。

このまま恐怖に飲み込まれたら、俺は。

俺は−−。

まだ、生きたい!

死になくない!

一樹は覚悟を決め、メールを送信した。

黒の仮面に。

生き残るために、送信した。

この恐怖を退けるために。

打ち勝つために。