マー君2(原作)

謎の人物からのメールは以下の通りだ。



僕が何者か、それは今は言えない。

ただ君の味方だということは確かだ。

マー君ではない。

マー君に敵対する者−−そう黒の仮面とでも言うべきか。

僕が君を助けようとするのは、君が僕にとって大切な存在だからだ。

だから、今は信じてほしい。

僕を−−黒の仮面を。

でなければ、君は−−。

死ぬ。



まるで脅しのような内容だった。

だが。

黒の仮面。

奴はそう名乗った。

黒の仮面とはマー君怪奇事件の時、マー君と戦った組織とされるが−−。

一樹は完全に信用できなかった。

黒の仮面はマー君消滅後、姿を消したとされるが。

何故今になってまた?

「本当に・・・・・・信じていいのか? こんな奴」

画面に映る母親を見ながら考える。

彼女は今父親を引きずって玄関に運んでいる。

ズルッ、ズル。

嫌な音が響く。

母さんはどこに親父を運ぶのだろうか?

母親は父親の両脇に手を入れ運ぶ。

が、突然暗闇の中に甲高い音が響く。

ガッシャ−ン!

玄関から出そうとした所、父親の足が下駄箱にぶつかり、上に載っていた花瓶を落としたのだ。

その瞬間母親が凄いスピードで一樹のいる二階に顔を向けた。

白い仮面を。