マー君2(原作)

一樹は以下のようにメールを送った。半信半疑であったが、今はこいつに頼る他なかった。



助けてもらったことには感謝する。

だが、お前が何者なのかわからない以上信じることはできない。

お前は何故俺を知ってる?

何故俺に付き纏う?

お前は人間なのか?

それとも、マー君なのか?

敵か味方かはっきりするまでは、お前を信じない。



その内容を送った直後、すぐに返事が来た。

やけに早い。

一樹は画面に映る母親の動向を目で追いながら、画面左上の縮小した受信フォルダーのメールを確認した。

奴のアドレスはやはり見たことないものだ。

サブアドレスという使い捨てのアドレスだからだ。

一樹は急かされる気持ちで受信したメールを開いた。

今母親は親父の胸からナイフを抜き、掲げて、怪しそうにそれを見上げている。

「クソ、クソ! 落ち着けっ」

メールを読もうにも動揺して、頭の中に内容が入ってこない。

落ち着け。

しっかりしろ!

俺が母さんを助けるんだ!

必死に自分に言い聞かせ、乱れる呼吸、破裂しそうな胸を落ち着かせる。

そして、一樹は大きく息を取り込んだ後、メールを読んだ。