マー君2(原作)

どうせスパムメールか、なんかだろうと思いながらだらだらマウスを操作する。最近パソコンからメールを開いたことがないため、少し手間取ったがなんとか開くことができた。

「ん、なんだこれ?」

メールを開くと、文が書いてあった。ただし、文は一行だけだ。スパムメールにしては珍しい。一樹は興味を引かれそれを読んでみることに。

が、それは信じられないものだった。

メールにはこう書かれていた。


--振り向くな--

あまりにも突拍子の抜けたそれに、一樹は目を大きく見開いた。

振り向くなだと? これは--。

悩む間もなく、またメールがくる。差出人は同じだ。恐る恐るメールを開くと、また文が載っていた。だが、今度は長い文だ。


--声を出すな。僕は君を助けたい。僕は夢の中でずっと君に呼び掛けていた者だ。今君は見張られている。

君の部屋の外から覗いている者がいる--。

見張られている。いや覗かれているというべきか。その前にこいつは、何度も俺の前に現れたあの--子供?

またメールが来る。

また長い文だ。