マー君2(原作)

気付けばいつもの別れ道に来ていた。十字路を美代は右に、一樹は左に行く。

いつもここで美代と別れるのだ。

「じゃあねー! 一樹」

「わかったわかった、早く帰れ」

一樹はそそくさに美代に背を向け、片手を上げ応じる。それでも美代がバイバイーとしつこく言ってくる。

どうも、俺はこの女が苦手なようだ。

一樹は美代と別れ、咲子の警告のことを考えながら家に向かった。