マー君2(原作)

「それは違うわ、ぼうや」

咲子は真剣な表情で否定した。

「マー君を見ただけじゃあないの。

彼は私に言ったの。

『今より僕は僕という存在を取り戻すため、立ち上がる。人間に再び恐怖を植え付け、支配し、破滅させる。それが僕の使命だから』と」

その謎めいた言葉を言った咲子の顔は、どこか怯えていた。