マー君2(原作)

「なんだよ、いきなり現れたと思ったら、いきなり消えやがって」

一樹はメールを閉じ、携帯を閉じた。

「悪夢はまだ終わっていない、か」

どんな意味を含んでいるのかわからないが、悪夢なら現在進行形中だ。

今はそれより−−。

走るスピードを上げようと脚に力を入れた時、いきなり周りの家の明かりが一斉点いた。

「なっ!」

急に薄暗い道は明るくなり、周りから物音が聞こえてきた。

一樹は何が起きてるのかわらかず、つい立ち止まってしまった。

「何が起きて−−」

物音はこっちに向かってくる。

複数の足音が−−。

ふと前方を何かがよぎった。

そう思ったら周りの家から次々と人が出てきた。

「な、な、なんだよ! これ」

家から出てきた人は老若男女様々だった。

ただ共通していたことは、皆顔に白い仮面をつけ−−鎌を持っている。

皆感染している。

マー君信者に−−。

彼らは迷うことなくこっちに向かってくる。

鎌を掲げて。

数え切れない程の沢山のマー君信者が向かってくる。

悪夢はまだ終わっていない。

あいつが伝えたかったことは−−。