EXCAS

『その子はなんともありません。はやくシェルターに避難してください』
「あんたは、どうする気だ?」
 それが気になった。
 こいつは俺たちに逃げろという、だがそういう自分は動かない。
 どうしてか気になった。初対面だし、助けてもらったがその理由だってわからない。出来る事なら、関わりにならない方がいいのだろう。でも。
「答えてくれ。あんたは、これからどうする気だ」
 何故か、気になった。
 このままじゃいけない、そんな気がする。
『答えれば、この場から立ち去ってくれますか』
「内容によるが、危険があれば」
『……わかりました。すぐそこなので、乗ってください』
 腕を差し出されて、倒れた少女を背負ってから乗った。
 定位置まで持ち上げられ移動を開始する。その際に見えたが、この機体は随分と傷ついていた。攻撃があったところ以外、つまり初めて見る古い傷跡がいくつもある。
 どこにも所属していないのだろうか。
 遠目ではわからないほど細かな傷がいくつもある。
 今は余裕があるから気付けるのか、なんというか、