EXCAS

 だからと言って、死にたがっていいわけじゃないぞ。
 やれやれ、お前には説教をしてやらなければいけないようだな。幸い、時間はたくさんあるんだ。次の出番があるまで、ゆっくりと語ってやるとしようか。

 隊長、その前に、お迎えが来たようですよ。楽観的な顔で、こんな状況だというのに。

 そういうお前の顔だって、ひどく緩んでいるぞ。
 待ち人に会えた、イブの夜に何時間も待っていた恋人のようだ。

 ええ、その通りですよ。
 ですから……そろそろ行きませんか?

 そうだな。あとは、この世界に生きる人たちに、すべてを任せる事にしよう。
 さあ、みんな。案内を、頼むよ。

 最後に。これが、私に出来る事ですよ、ショウ君。

『――――――OK』

 また会える事があったなら、どうかもっと幸せになれるように。
 平穏な、平和な、普通の幸せに包まれていたいですね。