「――――!」
全身を支配する寒気に、直感が察知した殺気に反応し、黒竜王から飛び出した。逃げろと指示を出す前に、それでは遅すぎるのだと。レナを連れて行く前に、標的は何者でもなく己だけだと。故に自分ひとりが動けばいい、彼はそれで離脱する。
銀の刃が、刹那の瞬間に遅れてやってきた。巨大な刃に前髪を持っていかれ、舌打ちと共に回避に専念した。
ショウから見て大きすぎる刃は、しかし彼と同等の速さで迫ってくる。
防ぐモーションは取らせない、反撃のタイミングは与えない。これよりは一方的なディフェンスに専念させられる。
誰が彼を助けただろうか、黒竜王は唐突の事で動きを止めてしまい、再び繰り広げられる攻撃の嵐に反撃を始めた。抵抗軍の軍勢は動こうともしない。映画の中のお話を見るように、出番の終わった役者のようにストーリーを眺めていた。
必殺の威力を込められた襲撃、絶対回避を決め込んだ動き。互いに平行線なそれらは、いつの間にか垂直に交わり始めた。
その攻撃には波がある。一撃二撃と、高速にではあるが二回しか続けない。それ故に必中でもある。一撃目が過ぎ去る直前に二撃目が襲ってくる。それの繰り返し、二撃目が終わる直前に一撃目がやってきて、また続く。辛うじて、そのすべてを届く前に避けるからこそこの動きが続けられた。
全身を支配する寒気に、直感が察知した殺気に反応し、黒竜王から飛び出した。逃げろと指示を出す前に、それでは遅すぎるのだと。レナを連れて行く前に、標的は何者でもなく己だけだと。故に自分ひとりが動けばいい、彼はそれで離脱する。
銀の刃が、刹那の瞬間に遅れてやってきた。巨大な刃に前髪を持っていかれ、舌打ちと共に回避に専念した。
ショウから見て大きすぎる刃は、しかし彼と同等の速さで迫ってくる。
防ぐモーションは取らせない、反撃のタイミングは与えない。これよりは一方的なディフェンスに専念させられる。
誰が彼を助けただろうか、黒竜王は唐突の事で動きを止めてしまい、再び繰り広げられる攻撃の嵐に反撃を始めた。抵抗軍の軍勢は動こうともしない。映画の中のお話を見るように、出番の終わった役者のようにストーリーを眺めていた。
必殺の威力を込められた襲撃、絶対回避を決め込んだ動き。互いに平行線なそれらは、いつの間にか垂直に交わり始めた。
その攻撃には波がある。一撃二撃と、高速にではあるが二回しか続けない。それ故に必中でもある。一撃目が過ぎ去る直前に二撃目が襲ってくる。それの繰り返し、二撃目が終わる直前に一撃目がやってきて、また続く。辛うじて、そのすべてを届く前に避けるからこそこの動きが続けられた。



