その使用を妨げるは、まず電力。それに等しい威力を誇る分、充分以上に溜まらなければ意味がない。それこそ、先のようにステーション一つを丸まる消滅させるにはそれが活動すると同等の電力が必要だった。
使用目的に対しエネルギーが嵩みすぎる。それがデメリット、この惑星の全エネルギーを使用して、やっとあの威力を出せただろう。これを実用化させたものが、先ほどの形容しがたい快楽と苦痛の正体。人間の存在そのものを出力エネルギーへと変換した。
これは魔術によるもの、魔術兵装ではない、かといって魔術師もいない。まったく違う第三の魔術機械。
内部を覗き見た、機械がある場所を探知した。だからこそ許せない、それを理解してしまったがために。数多の人間を犠牲にしてまで実現させた兵器が許せない。
故に壊せと命令した。あれは命を軽くしすぎる。
「あれを、叩き壊せ!」
その命に遵守すると、黒竜王は吼えた。
乱雑に暴れるそれらが一点を向く。
黒竜王の頭の上で、レナの殻を抱えたショウはただ告げた。乱れすぎる心は魔術師に相応しくないと、本能で理解していた。心は熱く、頭は冷静に、その身命はあらゆる神秘を可能にする。これが彼としての魔術師の在り方、それは輪廻を越えてまで魂に刻み付ける。
熱気か冷気か魔力によるのか、黒竜王の周囲が歪み始めた。何らかの災害を巻き起こすだろう攻撃に、誰もが恐れ戦き傍観に徹した。
たった一人は、それを良しとしない。
使用目的に対しエネルギーが嵩みすぎる。それがデメリット、この惑星の全エネルギーを使用して、やっとあの威力を出せただろう。これを実用化させたものが、先ほどの形容しがたい快楽と苦痛の正体。人間の存在そのものを出力エネルギーへと変換した。
これは魔術によるもの、魔術兵装ではない、かといって魔術師もいない。まったく違う第三の魔術機械。
内部を覗き見た、機械がある場所を探知した。だからこそ許せない、それを理解してしまったがために。数多の人間を犠牲にしてまで実現させた兵器が許せない。
故に壊せと命令した。あれは命を軽くしすぎる。
「あれを、叩き壊せ!」
その命に遵守すると、黒竜王は吼えた。
乱雑に暴れるそれらが一点を向く。
黒竜王の頭の上で、レナの殻を抱えたショウはただ告げた。乱れすぎる心は魔術師に相応しくないと、本能で理解していた。心は熱く、頭は冷静に、その身命はあらゆる神秘を可能にする。これが彼としての魔術師の在り方、それは輪廻を越えてまで魂に刻み付ける。
熱気か冷気か魔力によるのか、黒竜王の周囲が歪み始めた。何らかの災害を巻き起こすだろう攻撃に、誰もが恐れ戦き傍観に徹した。
たった一人は、それを良しとしない。



