EXCAS

 甘美な降伏勧告ではなかったか。
 これだけの騒ぎを起こしておきながら、その責任が自分たちにあるにも関わらず許そうと言う。
 すっかり呑まれ我らこそが家畜同然の下位なる者と認識させられていた。
 絶対な上下関係が敷かれていた。
 土下座さえも物足りないと、その一言一言に服従を誓い始めていた。

 笑みが浮かぶ。
 支配者の笑み、これが我の力だという陶酔の形。
 すべたがまたうまく回り始めるという至福。
 己の念願が叶うという、夢の実現に対する幸福。