EXCAS

 明けない夜はない、沈まない太陽はない。
 巡らない季節がないというならば、この夜が永遠に続く事はないだろう。
 しかし次に昇る朝が晴れているとは限らない。
 曇りでもあれば雨でもある、だから信じる。
 雲ひとつない快晴の空がやってくるのだと。

 祈りの空より太陽が覗く、切なる叫びを聞き届け。
 どのような形であれ、太陽は昇る。
 歪だろうと、過程がどうあろうと。

 その場所へと赴こう。
 昇る瞬間を見届けよう。
 それまでの過程も見続ける。
 長く重い夜は、未だに明けていないのだから。

 これより先は、草木も眠る丑三つ時。
 欠けた三日月が支配する、風の吹く魔が夜の中。
 これから、犠牲と呼ばれる雨が降る。
 姿形を隠して見せない太陽は、一体どれほど照らしてくれるのだろう。
 願わくが、降った雨(悲しさ)より多くの光(希望)を。