「敵の姿が見えるようになったんだ、充分だろ。探る戦力だってないんだ、全員で倒しに行けばいいじゃないか」
「何も知らない新米が物事を語るな。それで敗北したらどうなるというんだ」
「そうだ、それでは何にもならない。勝つためにもっと時間をかけて作戦を立てるしか」
「っ、あんたたち、一体何しにここに来ているんだ」
どうしようもなく腹が立つ。怖くて何もしていない、何も出来ない者の言葉に。
やっとの事で、ランサーは思う。
亮太の行動が正しいと、怒るだけでは駄目なのだ。
泣いていた詩絵瑠から涙が乾く、今は零す物はそんな物ではない。
赤く腫らした眼で彼を見つめ、相変わらず心は沈んだまま。
事の成り行きに身を委ねる。
「ここは戦うために集まったんじゃないのか、逃げ隠れしたいだけならどこかに行けっ。今攻めないで、いつ攻めるんだ!」
ショウの仇を討つために。
そう出かけた言葉を、無理矢理押し込んだ。
それでは説得力がなくなってしまう、この集団を動かすため。敵討ちのために、一矢報いるために必要な戦力を、動かすために。
言いたい事がわかったのか、納得したのか。一つ頷き、ゼムが言葉を繋げた。
「何も知らない新米が物事を語るな。それで敗北したらどうなるというんだ」
「そうだ、それでは何にもならない。勝つためにもっと時間をかけて作戦を立てるしか」
「っ、あんたたち、一体何しにここに来ているんだ」
どうしようもなく腹が立つ。怖くて何もしていない、何も出来ない者の言葉に。
やっとの事で、ランサーは思う。
亮太の行動が正しいと、怒るだけでは駄目なのだ。
泣いていた詩絵瑠から涙が乾く、今は零す物はそんな物ではない。
赤く腫らした眼で彼を見つめ、相変わらず心は沈んだまま。
事の成り行きに身を委ねる。
「ここは戦うために集まったんじゃないのか、逃げ隠れしたいだけならどこかに行けっ。今攻めないで、いつ攻めるんだ!」
ショウの仇を討つために。
そう出かけた言葉を、無理矢理押し込んだ。
それでは説得力がなくなってしまう、この集団を動かすため。敵討ちのために、一矢報いるために必要な戦力を、動かすために。
言いたい事がわかったのか、納得したのか。一つ頷き、ゼムが言葉を繋げた。



