EXCAS

 確かに亮太の言う事も正しいだろう。
 だが今のような動作を見逃さない。
 それは間違いなく本人の力だ。戦場に生身でいる事、それが異常なまでに彼を成長させたのか。

 ふと、動きを停止させるサイレンが鳴った。

 まさか、という予感は次の瞬間に訪れた。

『零七小隊に告げます。直ちに帰還し装備を整えてください。敵の襲撃です』

「襲撃か。了解しました、帰還を」

『待てっ!!』

 声は艦長だった。
 しかし今割り込んできたものは、明らかに隊長が毛嫌いする相手。