「ねえ、どうしt「あの人、だれなの。」

「へ?」

「昨日一緒に帰ってた先輩。」

「え、あぁ、幼馴染の蓮、だよ?」

そう言うとふぅっと沢村の表情が和らいだ。

「なんだ、幼馴染かぁ…。
てっきり彼氏ができたのかと…。」

その反応にあたしは少し期待してまった。
すぐに期待は裏切られたけど。

「もう相談乗ってもらえないと思ったじゃん。」

笑いながら言う沢村。

所詮あたしは相談係。

そう思ったら涙がでそうになった。

ここで泣くわけにはいかない。

そうおもったけど、どんどん涙がたまってくる。

気づいたらあたしは走り出していた。