.**翔side**.

まぁ今日はひまだ。
友達の頼を誘おうとしたり、女を誘おうと思ったけどやめた。

たまには1人でゆったりすんのもいいかって思っただけだけど。
女はとにかくうるせぇ。

『翔君!翔君!今日は暇なの??』
『翔君~!!なんでメールくれないの??』
『翔君!他の女の子とイチャイチャしないでよぉ~!』

………なんでこうめんどうなんだろうか?

今日ひまであってもお前たちとは会いたくもない。
メールは興味もない女にすんのがめんどうなだけ。
別に女に本気になったことがないからイチャイチャなんかしてない。
女はただの暇つぶしだ。

でも今日の女はなんだ?
ぶつかったときにすごく嫌そうな顔をした。
『翔君~!!』
とも言わなかった。

変な女だ。
でも俺は『翔君~!』とかって叫ぶ女よりもこっちの女のほうがましだ。

なんなんだよ。
俺のどこがいい?って聞くとみんな口をそろえて『顔!!』ってゆーんだ。
なんだよ。見た目かよ。

見た目じゃなくて中身ってもんを抱いてほしい。

これだから女は嫌だ。


……。今日のあの女の名前はなんなんだ?
名前も知らないけどアイツは俺の名前を知っていた。
誰と仲がいいんだろう?
クラスはどこなんだろう?

………ってなんだアイツのことばっか考えてんだ。
忘れよう。

そこで俺は暇つぶしにコンビニに行くことにした。