____ガチャ

「ただいまぁー」
って…親は仕事でいないんだけどさ。

「ふぅー…。」
あっそうだそうだ。ひまだからコンビニでも行こぉーと思ってたんだ。
私はお財布、自転車の鍵だけを持ってでかけた。

コンビニはすごく近いからすぐにつく。

だからここに住んでてよかったって思うこともある。


____いらっしゃいませー。

今日はなににしよーかな。
もぉ私のお腹はペコペコ!!

私は缶ジュース一本とメロンパンを持ってレジにいった。

____ありがとうございましたー。

私はコンビニにあるベンチに腰を下ろした。

____プシュッ

缶ジュースをあけてメロンパンをモグモグと頬張った。

「やっぱりおいしい!」

私が独り言をつぶやきながらジュースを飲んだり、メロンパンを食べていると…

「おぃ。」
どこかで聞いたことのあるドスのきいた低い声。

「い、井上翔!?」
な、なんであんたがここに!?
「悪いか。」
別に悪くはないですけど…。

いまあんまりあなたに会いたくないの。

「てゆーかお前さぁ…人にぶつかっといてそんでなんにもおごらねーで1人で堂々とうまいもん頬張っ  て…。」
あっ!そおだ!!!なんかおごるとかってゆー約束したんだったっけ。
「す、すいません。なに飲みます??」

「もぉいい。」
そう言って私が飲んでいた缶ジュースに手をのばして一口飲んだ。

えーーーーーー????

待って待って待って…

それ、完全に関節キスだよ…

「ちょ、ちょっと!!」
そう言って私は井上翔の手から私の缶ジュースを奪い取った。

「もぉやめてよね!!」
「は?だってお前が悪いんだろーが」
すいませんね……。

もぉせっかく1人でゆったりしようと思ってたのに。
台無しじゃん!!!

これからどんな悲劇が起こってしまうんだろうか…。