___どうぞ。ごゆっくり。
遊園地の店員さんの冷たい感じも怖いよ…。
病院のお化け屋敷でこの辺でマジで怖いお化け屋敷って有名…ならしい。
ま、まぁ平気っしょ…。
どんどん翔君は私の手を握って進んでく…
怖くないのかな?
そんなことを考えてたら…。
___ヴヴヴヴヴヴヴ………タスケテクレ………
「キャァァァァァァ!!!」
怖いっ!!!怖いってぇー!!!!!
そんなことを考えながら私はギュッと翔君の腕を掴んでしまった。
「ひゃっ、あの…ごめんなさい。」
「 いいよ?こうして歩こうよ。」
「え?い、いやだよ…」
「ダメ。」
そう言って翔君は私が翔君の腕から手を離せられないように強く脇をしめた。
「これで離れられないね。」
翔君は口角をグッと曲げてそう言った。

