「里美ぃー！時間けっこーヤバくない？授業始まっちゃう！！」
時計をみてみるとほんとにヤバい……
「未咲！走ろっっっ！！」
私は未咲の手を無理矢理ひっぱってた。
＿＿＿＿全力ダッシュ！！！！！！！！！

「ちょっ…里美！速いよ！里美が足早いってのは知ってるけどさぁー…」
今はそんなのお構いなし。
未咲には悪いかもだけどまだまだ全力ダッシュ！！！！！！！！！

すると……

＿＿＿＿ドンッッッ…

「いったーぁ…」
私の目の前には顔がすっこく整っていて少し怖い顔をした……




「井上翔！！！」



「だからどーした。いってーぇなぁ。」
この人のことをこの学校で知らない人はいないと思う。
だってだってだってだって！！！
この人は女の子にちょーモテモテでこの人の机の周りにはいつも女の子の群れができている。
まぁ私はまったく興味がないんだけどね。
「ごめん。」
「なにしてくれてんだよ。バカ女。」
え？？？これのどこがいいの？？

私のイライラMAXでーぇす。
「ぶつかったんだから今度なんかおごれよな。」
は？なんで私が……。
「そのくれーもできねーの？？」
あーもぉはいはい。分かりましたよ。
缶ジュース一本で事が済んでくれるならいいか。
「分かりました…。」
私がそういうと井上翔は私の前から消えていった。