「ふぅー…。」
「ど、どうしたの！？そんな疲れた顔してっ！！！」
「あぁー…未咲～聞いてぇ～。」
「な、なんでも聞くけど…里美、大丈夫？？」
「平気平気～ぃ☆」
「きゃぁー！！里美が壊れてるぅー！！！」

ちょっと疲れてるからふざけてみた。テへ

それで私は昨日の出来事、朝の出来事、それと…自分の気持ちを全部未咲に伝えた。

「…ふぅーん。まぁ翔が里美のこと気になってたのはわかったかも…」
「な、なんで！？」
「だって里美が翔にぶつかったときなんかおごれなんてフツー誘う？興味ない女だったら無視すると思うし…。」

そ、そうかな…？

「でも、里美はまだ翔の中身を知らないから怖いんでしょ？」
「う、うん…。」
「うちさ…友達から聞いたんだけど…翔って本気になる女作らないらしいよ。翔から告られるなんてことあった女の子は里美が初めてらしいし…翔が告白されてオッケーしても冷たいからって女からいなくなるらしいよ…。」
え、そうなんだ…。
でもそれって…翔が悪いんじゃないと思う。
顔だけ見て告ってそれでなおかつ、冷たいって離れてくんでしょ？

それって、それって……！
「翔が、かわいそうじゃない？？」
「えっ？？」
「だってこの世の中のすべての人が優しくって冷たくないって訳じゃないでしょ？」
「ま、まぁ…それでもう本気になるのが怖くなったらしいよ。でも里美は特別だったんだね。」
「えっ？なんで？」
「だって多分翔は本気だよ？」

そうなの？？
でも私はまだ翔のこと、あんま知らないの…
だから教えてよ……。

私は翔のこともっと知りたい……！！