新しい友達もでき、僕はこれから新しい日々が始まりそうでわくわくしていた。

翔太が、林檎ちゃんに尋ねる。

「りんごちゃんて、食べ物何が好き?」

翔太はにっこり笑顔をりんごちゃんに向ける。


「あのね!最近ハマっているのはメロンサイダーご飯かな!みんなに美味しいよって、勧めたら必ず逃げちゃうんだけど…。」

「メ、メロンサイダーご飯?!そ、それは一体……。」

「ご飯にメロンサイダーかけるの!美味しいよ!!」

満面の笑みで、微笑むりんごちゃん。
どんどん翔太の顔が青ざめる。

もしかして…りんごちゃんは…。

「ね、ねぇ、りんごちゃん?好きな飲み物は?」

「コーンポタージュリンゴジュースかな?最近発売された焼きジャケ☆スペシャルも美味しいよ!


「「?!?!?!?!?!!!」」



誰がそんな核兵器並みのむごい飲み物を作ったんだ…!

翔太と、僕は吐き気を抑えた。

間違いない。


りんごちゃんは、


正真正銘の


超ど級の


味音痴だ


もしかして…ハルは味音痴じゃないよな?

チラリとハルを見る。

ハルは苦笑いした。

ハルがりんごちゃんに話しかける。

「ねぇ、りんごちゃん。初めての二人にはちょっと、衝撃と、刺激が強かったみたい…。」

「?」

よかった。ハルは味音痴じゃないよないみたいだ。

「ハルは食べ物何が好き?」
僕は尋ねる。

「桃と、桜餅かな?桃の香りのリップクリームとか、色々桃の集めちゃうの。」

「桃かぁ…、あたしは、カットした桃に醤油、牛乳かけて食べるの好きだなー!」

「「「うっ……。」」」