「この男、知っているか」 その声とともに、一枚の写真が差し出された。 「…知らない」 メガネを掛けた優等生風の高校生。真面目を絵にかいたような彼は、ニコリともしておりず怖い。 たぶん、彼と同じクラスになった日には、欠点だらけの私は目をつけられるに違いない。 だれだこのクラスの平均点を下げているヤツはッ!て、お説教されて、私はペコペコ謝って、音痴のオマエのセイだッ! なんて難癖つけられる構図が簡単に浮かんだ。 音痴なんて関係ないのにね…?