2階への距離




家を出て歩いていると、後ろから声をかけられた。


「咲夜ぁー!一緒に行こ!!」
「麻由!」
黒のストレートな髪、パッチリとした目。わたしの自慢の親友の麻由。

「今日から中学生だよ⁉︎同じクラスになれるといいなぁ。」
「うん、わたしもそう願ってる!」
わたしは微笑んで頷いた。


しばらく歩いていると、中学校へ着く。
クラスは麻由と同じで、一緒に教室へと向かう。