一瞬、瑞希なんじゃないかと思ったけど、そんな期待はしない事にした。
だから俺はあえて名前を聞かなかったんだ。
『あっ、あのさ!』
「ん?」
いきなり話しかけてきたから少しビビった。
『野球、上手いね!』
………ん?
「え?」
いきなりどうした?
『ピッチャー交代してからあっという間に流れが変わっちゃってさ!ほんとびっくりした!』
「え?いや、ちょっ……」
『女の子達にもすごい人気やしさ!ああいうのマンガでしか見たことな「ちょっとまって!」
俺が途中交代したピッチャーって事も分かっとるん?!
『……へ?』

