「こうくんだって同じ歳でしょ! しかもあたし、もう高校生だし!」 そう反論しても、こうくんに微笑んでかわされてしまう。 「……あ」 しばらくしゃべっていると、もうあたしの家の近くに着いていた。 家までは、あと曲がり角をひとつ曲がるだけだ。