───…… ───────…… 外に出ると、もう暗くなりかけていた。 「こうくん、じゃあねー!」 あたしとこうくんの家は逆方向。 だから校門を出たところで、バイバイと手を振った。 ……しかし。 なぜか、こうくんは帰らない。