俺は上に覆いかぶさっている間宮にそう声をかける。



「あ、はいっ……。だいじょうぶです、先生がかばってくれたから……」



間宮が無事ならよかった。



「っていうか、一体どうしたんだ? 急にこっちに倒れこんできて……」



どうしてこうなったのかわけがわからず訊くと、間宮はぼんっと頬を赤く染めた。