1秒ほど間をあけて、



「大好き!」



そう萌が言った。



……こんなにうれしい言葉はない。



それに、そんなふうに言ってくれるってことは……。



「萌……じゃあ、許してくれるんだな?」



萌はコクンとうなずいた。



その直後、俺は萌の唇にそっと自分の唇を重ねた。