《慎二side》 ───…… ───────…… ……ん、どういうことだ? 気まずい思いを引きずりながらも部室にやって来た俺は、真っ先にそう思った。 どうしてかというと……部室で萌と白川が楽しそうにしゃべっていたから。 今までにこんなにふたりが仲がよさそうにしているのを見たことがない。 ちなみに、まだふたり以外の部員はいなかった。