《萌side》 ───…… ───────…… あたしはドキドキしていた。 だって、さっきは抱きしめられて……今は手がふれている。 もう心臓がバクバクしてしょうがない。このまま心臓が破裂しそう。 慎二の手は、大きくて温かかった。 守られている感じがして心地いい。