「萌の彼氏さん!」 不意に、萌のお母さん(たぶん)が呼んだ。 そちらを向くと、彼女は腰を俺に向かって90度は曲げていた。 「あ、あの……?」 いったいなんだ? 戸惑っていると。 「どうか娘をよろしくおねがいします!!」