考えていると、美織ちゃんがフッと笑った。なにかを悟ったみたいだった。



「昨日のことだよね? 萌、見てたんだ……」



「なんでわかったの!?」



気持ち読まれた!もしやあなたはエスパーですか!?



「え、エスパー……?」



あたしのひとり言は聞こえなかったみたいで、美織ちゃんはそっと口を開いた。