「萌、どうしたんだ?そんな暗い顔して」



「……わっ」



うしろから急に声がかかった。



驚いてあわててふりむくと、そこにいたのは……こうくんだった。



「こうくん!」



「よ、萌。……それで、なにかあったのか?」



真剣な眼差しであたしを見つめるこうくん。