里奈はふぅ……と息を吐くとゆっくりと服を身につけた。 もうここまできたらしょうがないな、なんて思っているような感じだ。 長いこといっしょにいたから……わかる。 「ごめん」 里奈は俺の目をしっかり見て言った。 そして一瞬後、彼女は衝撃の言葉をつく。 「なんかね、あの人……あたしの婚約者みたいなの」 「……は?」