それからあたしは乾いた制服に着替えて、先生……いや、慎二さんに家まで送ってもらった。



先生はもう1回あたしのほっぺにキスをした。



先生は余裕だったけど、あたしは余裕なんてもてず、ずっとゆでダコみたいに赤くなってたと思う。



そして……あたしは今日から、慎二さんの恋人。



叶わない恋だと思ってたのに、キセキみたいだ。



今もまだ実感がわかなくて……どこか夢の中にいるようなの。



だれにも内緒の恋だけど……あたしはいま、とっても幸せです。