チラリと神谷先生を見ると、どうやらあたしを見ているようだった。 「……どうしたんですか?」 「あ、いや……なんかごめんな、兄貴はいつも突然なんだ。兄貴、大人になってからはひとりで旅に出て。世界を転々としてていつもどこにいるのかわからないんだ」 「そうなんですか!」 だからか、なんか旅人っぽい雰囲気が出てたような気がした。