「よろしく、萌ちゃん」 慎一さんはあたしにそう言った。 そして。 「慎二、おまえいい女連れてきたなー! 中高生に見えるけど彼女?」 慎一さんはそう唐突に訊いてきた。 「……っ、バカ……!」 なんだか恥ずかしそうにうつむく先生。 「わはははは!!」 そんな先生の様子を見て、山賊のかしらみたいに笑う慎一さん。