「ごめん、間宮。コイツ、俺の兄貴。慎一っていうんだ」 「あ、はい! はじめまして、間宮萌です!」 反射的にアイサツをして、神谷先生が見る方に視線を向けた。 そこに、いたのは……神谷先生に似てる、でも少し大人な印象を受ける男の人だった。 美織ちゃんなら「イケメンだー!!」とか言ってはしゃぐ感じのかっこよさがあった。